LINE公式アカウントを友達追加してくれたお客様との、最初のコミュニケーションになる「挨拶メッセージ」。
友達追加されると自動で配信されるメッセージで、月間メッセージ配信数にもカウントされないため、これをうまく活用できれば非常に効率的に集客を行うことができます。
LINE公式アカウントの運用を成功に導くためにも、ぜひこの記事を読んで挨拶メッセージを充実させてみてください♪
通常のメッセージ配信との違い
挨拶メッセージの基本的な構成は、通常のメッセージ配信とほとんど変わりません。ただ非常に重要な違いが1つあります。それは「相手のアカウント名を自動で入れることができるか」という点です。
通常のメッセージ配信では、文章の中に自動で相手のアカウントの名前を入れることはできません。一斉配信が基本となるメッセージ配信ですから、そもそも文章内に特定の相手のアカウント名を入れておくことも当然できません。
ですが挨拶メッセージに限っては、自動で相手のアカウント名が文章内に挿入されるような仕組みになっています。
例えば挨拶メッセージに「ご登録ありがとうございます」という文章を設定していたとします。ここで「ABC」という名前のアカウントが友達追加をしてくれた時に「ABCさん初めまして。ご登録ありがとうございます。」というように自動で相手の名前を入れた挨拶メッセージが配信されます。
オフライン・オンライン問わず、人は会話の際に名前を呼んでもらえるだけで親近感を感じやすくなる生き物です。名前を呼ばれることで、自動で配信される挨拶メッセージにも人間が語りかけてくれているような親近感が感じられ、その後の反応に繋がりやすくなることでしょう。
挨拶メッセージの編集
では実際に挨拶メッセージの編集を行なっていきましょう。この記事ではLINE公式アカウントのスマホアプリを使って編集する流れを見ていきます。
アプリを開いたらこの「あいさつメッセージ」ボタンをタップします。
するとこのような画面が表示されます。デフォルトでこのような定型文のメッセージが登録されています。基本的にこの文章といくつかの追加要素を合わせて挨拶メッセージを作っていくことになります。もちろんこの文章自体も変更可能です。
文章部分の編集
まずは挨拶の基本ともなる文章部分を編集します。無難な内容で問題ありませんが、丁寧な言葉遣いをするように気をつけましょう。いきなり初めの挨拶からタメ口や失礼なことを言われたりしてはブロックまっしぐらですので、最低限のマナーは意識するようにしましょう。
またこの後で説明していきますが、クーポンなどその他一緒に配信するアイテムの説明文などを入力するのもありです♪
クーポン等その他特典の添付
挨拶メッセージでは文章以外にも、最大5つまで吹き出しを追加することができます。基本的に1つはテキストタイプの吹き出しを採用するとして、残り4つまでアイテムを追加し、より充実したメッセージに仕上げることができるわけです。
例えばよくあるのが、テキスト+クーポンという組み合わせです。友達追加の特典としてクーポンをプレゼントすると告知していた場合に、挨拶メッセージで早速プレゼントを渡すことができます。
また、カードタイプメッセージと組み合わせることでより多くの情報を表示させることもできます。「カードタイプメッセージ」ではクーポンや動画視聴のリンクなど、複数の情報を一度に表示できるよう設定できるので、挨拶メッセージの吹き出しを1つ消費するだけで複数のアクションを促すことが可能になります。
最大5つまで吹き出しを追加できると言いましたが、無理に5つ設定する必要はありません。最初のメッセージであまりに情報量が多すぎると、お客様としても少し鬱陶しく感じてしまう恐れがあります。あまり欲張らず、できるかぎり簡潔かつ内容の濃いものを目指しましょう。
挨拶メッセージで意識するポイント
作成は非常に簡単にできますし、配信も自動で行われるため使い方は単純です。ですのでその分、内容にはこだわる必要があります。
何度も言うように、挨拶メッセージはお客様とのLINEを通じた最初のコミュニケーションです。この第1印象でこの後のお客様の反応やリピートが大きく左右されるということを意識しておきましょう。
そこで具体的な例として2つのコツをお伝えします。
- 友達追加特典としてクーポンを用意する
- お客様の返信を促すようなメッセージを配信する
友達追加特典としてクーポンを用意する
最もわかりやすく効果的な方法です。友達追加という行為そのものは面倒なものではありませんが、特にメリットがなければわざわざやってくれるものでもありません。
ですのですぐに使えるようなクーポンを特典として用意しておき、それを挨拶メッセージで即プレゼントすることで、早速具体的なアクションを引き出すことができます。直接的な集客や売り上げにもなり、友達追加してくれただけで全く利用してくれないというお客様を減らすこともできます。
お客様の返信を促すようなメッセージを配信する
LINE公式アカウントの効果を最大化するためには、いかにお客様からアクションを引き出すかが重要になってきます。
挨拶メッセージに「もっとお得なクーポンが欲しい方は「クーポン欲しい」と返信してください♪」といったような文言を入れておけば、これを見たお客様から返信を引き出すことができるかもしれません。実際に追加のクーポンを用意しておいて、返信のあったお客様には自動でクーポンをプレゼントするように設定しておけば、お客様も喜んでくれるでしょう。
「一言返信するだけじゃ大したアクションじゃないじゃないか」と思われるかもしれませんが、このような些細なアクションでもお客様から引き出すことができるのが大切なのです。
お客様のアクション→それに対する報酬(プレゼント)
このサイクルを上手に回すことができれば、お客様はこちらからの要望に応えてくれやすくなり、次第に大きなアクション(再来店の頻度上昇、他のお客様の紹介など)を起こしてくれるようになります。
ですのでまず、挨拶メッセージを活用して、些細なものでもお客様からアクションを引き出す工夫をするようにしてみましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、挨拶メッセージはお客様との最初のコミュニケーションの機会になりますので、あなたやあなたの公式アカウントの第1印象を決定づける大切なものです。
好印象を持ってもらうことは大前提ですが、お客様から何かしらのアクションを引き出すことは忘れずに意識するようにしましょう。1通目のメッセージでお客様を動かすことができれば、その後もお客様を動かしやすくなりますので、間違っても適当な挨拶メッセージを送ることのないよう気をつけましょう♪